コンタクトレンズと目のトラブル
毎日快適に使いたいコンタクトレンズですが、目が乾燥して、目が痛んだり、目がしみたり、さらには目からレンズが外れたことなど、ありませんか?
乾燥感の原因
ソフトコンタクトレンズを入れると、裸眼のときと比べてコンタクトレンズ表面の涙の膜が薄くなり、涙が蒸発しやすくなります。またレンズ表面とまぶたの粘膜がこすれ、乾燥感や異物感の原因となります。
レンズの乾燥による異物感や曇りの他に、コンタクトレンズの硬さによる異物感やコンタクトレンズの汚れも「乾燥感」として感じられることがあります。
乾燥を軽減するには
- 乾燥しにくいコンタクトレンズに変更する
- 意識してまばたきをして涙を循環させる
コンタクトレンズをしていて目が乾燥した時は涙が足りない状態になっています。数分おきにまばたきを意識的にゆっくり・しっかりとして涙を出してみましょう。 - 目薬(人工涙液)を使用する
コンタクトを装用していても使用できる目薬(人工涙液)が効果的です。数時間おき、または乾きを感じたときに点眼しましょう。点眼したら、数秒間、目を閉じてコンタクトの中や裏側に目薬が染み渡るようなイメージで点眼してください。水道水で目を洗うと、水中に含まれる塩素が目の表面のムチンを洗い流すことで目が傷つくことがあるため水道水では洗わないようにしましょう。 - 蒸しタオルなど使って、目の周りを温める
目を温めることでマイボーム腺からの脂の分泌を促して乾燥を軽減できることがあります。蒸しタオルや使い捨てのホットアイマスクなどで目を温めてみましょう。 - 部屋の湿度を保つ
空気の乾燥も目の乾燥の原因になります。加湿器を使用したり、濡れたタオルを干したりなどして部屋の湿度を上げてみましょう。 - 風が直接目に当たらないように心がける
エアコン、扇風機、扇子、手持ち扇風機の風が連続して顔に当たらないように配慮しましょう。
コンタクトレンズと目の相性も乾燥感の原因となる場合があります。コンタクトレンズの種類を変えるだけで、乾燥感が軽減することもあります。こういった対策をしても尚、目の乾燥が気になる場合は、裸眼でのドライアイのチェックも重要です。まずはお近くの眼科医にご相談ください。