コンタクトレンズを快適に安全に使っていただくために、守っていただきたいことがあります。
1. 眼科の先生の指示にしたがってください。
コンタクトレンズは目に直接装用する高度管理医療機器です。自己流で使うと危険です。眼科の先生の指導や指示にしたがって正しく使ってください。
2. 頻回・定期交換コンタクトレンズは毎日必ずケアをしてください。
コンタクトレンズを1日使うと必ず汚れています。涙の中のタンパク質、脂質、カルシウムや化粧品、手の汚れなど、さまざまな汚れが付きます。その中には、目に見えない細菌などもあります。1日使ったコンタクトレンズは、必ず洗浄や消毒を行ってきれいにしましょう。汚れたコンタクトレンズは、「見えにくい」 「ゴロゴロする」「かゆい」などの原因になり、さらに最悪の場合、角膜感染症を引き起こす可能性もあります。(1日使い捨てレンズはレンズケアの必要がありません)
3. レンズの使用期限を守ってください。
1日使い捨てレンズは1度目からレンズをはずしたら必ず捨てましょう。毎日新しいレンズと交換してください。2週間交換レンズや1ヶ月交換レンズは、レンズをはずしたら毎日レンズケアをして、決められた期間以内に捨ててください。
4. 定期検査を必ず受けてください。
コンタクトレンズは目に直接装用する高度管理医療機器です。定期的な目の検査を受けてください。目のトラブルの自覚症状がない場合でも、定期検査を受けることはとても大切なことです。
定期検査の内容
- 問診
- 目の調子や、正しく使えているかを確認します。
- 矯正視力検査
- コンタクトレンズをつけてどのくらい視力が出ているか、度数は合っているかなどを確認します。
- フィッティング
- コンタクトレンズが目の負担にならないよう、目のカーブや度数と合っているかを確認します。
- 目の検査
- 目に何も異常がないか、目の健康状態を確認します。
定期検査で、目やコンタクトレンズに異常が見つかった場合
- コンタクトレンズを合わせなおす
- コンタクトレンズの取り扱い方法の確認、再指導
- 場合によっては、コンタクトレンズの中止や点眼薬の処方
など、必要な処置を行ないます。
定期検査を受けることで、コンタクトレンズによる眼障害を未然に防ぐことができます。また、気が付かないうちに目の度数が変わっていることもあります。定期的に検査を受ければ、いつも快適な度数のコンタクトレンズが使えます。
必ず定期検査を受けてください。使い捨てレンズや定期交換レンズを使っている方なら、レンズを買うときに定期検査も一緒に受けるようにするとよいでしょう。
5. コンタクトレンズを使っている人もメガネが必要です。
目の調子が悪い時や、目に傷がついたときなどのために、メガネは用意しておきましょう。