コンタクトレンズを快適に安全に使っていただくために、守っていただきたいことがあります。
眼科の先生の指示にしたがってください。
コンタクトレンズは目に入れて使うものです。自己流で使うと危険です。眼科の先生の指導や指示にしたがって正しく使ってください。
コンタクトレンズは毎日必ずケアをしてください。
コンタクトレンズを1日使うと必ず汚れています。涙の中のタンパク質、脂質、カルシウムや化粧品、手の汚れなど、さまざまな汚れが付きます。その中 には、目に見えない細菌なども。1日使ったコンタクトレンズは、必ず洗浄や消毒を行ってきれいにしましょう。汚れたコンタクトレンズは、「見えにくい」 「ゴロゴロする」「かゆい」などの原因になり、さらに最悪の場合、角膜感染症を引き起こす可能性もあります。(1日使い捨てレンズはレンズケアの必要がありません)
レンズの使用期限を守ってください。
1日使い捨てレンズは毎日新しいレンズと交換します。レンズをはずしたら必ず捨てましょう。2週間交換レンズや1ヶ月交換レンズは、レンズをはずしたら毎日レンズケアをして、決められた期間以内に捨ててください。
定期検査を必ず受けてください。
コンタクトレンズは目に入れて使う医療機器ですので、コンタクトレンズを使う人は定期的な目の検査を受けてください。調子よくコンタクトレンズを使っていると、つい「問題ないだろう」と思ってしまいがちですが、 定期検査を受けることはとても大切なことです。
定期検査では・・・
問診 |
コンタクトレンズの調子や、正しく使っているかを確認します。 |
矯正視力検査 |
コンタクトレンズをつけてどのくらい視力が出ているか、度数は合っているかなどを確認します。 |
コンタクトレンズのフィッティング検査 |
コンタクトレンズが目に負担にならないよう、目のカーブと合っているかを確認します。 |
目の検査 |
目に何も異常がないか、目の健康状態を確認します。 |
定期検査で、目やコンタクトレンズに異常が見つかれば・・・
- コンタクトレンズを合わせなおす
- コンタクトレンズの取り扱い方法の確認、再指導
- 場合によっては、コンタクトレンズの中止や点眼薬の処方
など、必要な処置を行ないます。
定期検査を受けることで、コンタクトレンズによる眼障害を未然に防ぐことができます。また、気が付かないうちに目の度数が変わっていることもあります。定期的に検査を受ければ、いつも快適な度数のコンタクトレンズが使えます。
必ず定期検査を受けてください。使い捨てレンズや定期交換レンズを使っている方なら、レンズを買うときに定期検査も一緒に受けるようにするとよいでしょう。
コンタクトレンズを使う人もメガネは必ず持っておきましょう。
コンタクトレンズを使っていてもメガネが不要というわけではありません。
コンタクトレンズは目にとって異物ですので、入れる時間はできるだけ短いほうが目に負担がかかりません。必要がないときにはコンタクトレンズをはずして、メガネを使うようにしましょう。
また、コンタクトレンズを装用していると、ゴロゴロしたり、かゆかったり、調子が悪くなることもあります。
そのまま装用を続けると重篤な眼障害につながることもあります。
そのような時にはコンタクトレンズは使えませんので、メガネは必ず必要です。