コンタクトレンズと目のトラブル
コンタクトレンズをしている時に目がかゆくなったら、どうしていますか？ 目の健康を守るために、目をこすることはやめましょう！
特に花粉の季節になると花粉症やアレルギーがある人は、目のかゆみは悩みの種だと思います。目をゴシゴシ強くこすると、レンズがズレたり外れたりするだけでなく、角膜にキズがついてしまうことがあります。
さらにコンタクトレンズをしてアイメイクもした状態で目をこすることは、化粧品や手の汚れが目に入るだけでなく、炎症や感染症の原因になりますので、絶対にやめましょう。
「目のかゆみの症状はあるけれど、コンタクトレンズを使いたい！」場合は、自己判断で使わずに、眼科の先生にご相談ください。
コンタクトレンズを使っても大丈夫と診断されたら、清潔なレンズを使うことが一番大切ですので、できればワンデータイプのコンタクトレンズにしましょう。
かゆみを感じたら、清潔な指でレンズを外し、そのレンズは捨てて、新しいレンズに替えましょう。
また、点眼薬にはコンタクトレンズの上から点眼できるものと点眼できないものがあります。また1日2回の点眼で効果が得られる点眼薬もありますので、眼科の先生に相談しましょう。
監修 :東原尚代 先生（医学博士）
1999年に関西医科大学を卒業後、京都府立医科大学眼科学教室へ入局。バプテスト眼科クリニックや大学院でのドライアイ・角膜の研究を経たのち、2011年にひがしはら内科眼科クリニック副院長に就任。地域に寄りそった眼科診療と共に、京都府立医科大学でも円錐角膜・コンタクトレンズ専門外来や講師を務める。専門分野は、円錐角膜・ドライアイ・コンタクトレンズ。
