コンタクトレンズを店舗で今すぐ欲しい場合の対処法を解説!

コンタクトレンズを購入するには

コンタクトレンズを購入するには主に次の3つの方法があります。
- 眼科を受診し、眼科併設店で購入する
- コンタクトレンズ専門店などで購入する
- インターネットで購入する
コンタクトレンズは高度管理医療機器です。コンタクトレンズを購入するためには、購入者が正しく安全に使用できるように販売業者に対して、「眼科医の処方・指示に基づく販売」が推奨されています。
コンタクトレンズ指示書(処方箋)なしでコンタクトレンズを購入するリスク
コンタクトレンズを処方する際に眼科では様々な検査や問診を行い、目の状態などを確認しています。見え方・視力や、近視・遠視・乱視の度数だけではなく、目の健康状態、コンタクトレンズを適切に使用できるか、目とコンタクトレンズの相性などをチェックします。そして実際にテスト用のコンタクトレンズ(トライアルレンズといいます)を装用し、コンタクトレンズの種類、カーブ(ベースカーブ、BCといいます)や直径などが目に合っているか、適切な見え方が得られているか、度数は合っているかなどを確認します。もし、そのトライアルレンズが目に合っていない場合は、コンタクトレンズの種類やBCを交換したり、度数を調整したりして、目に合ったコンタクトレンズが処方されます。
コンタクトレンズ指示書(処方箋)なしでコンタクトを購入する場合、様々なリスクがあります。以前に貰ったコンタクトレンズ指示書(処方箋)と同じ規格のコンタクトレンズを購入したとしても、目の度数や状態などは常に同じというわけではありませんので、度数が合っていなかったり、目の状態にとって適切ではないコンタクトレンズを購入する可能性があります。また、眼科医の診察を受けずに購入する場合、目の変化に気づかず、眼障害の原因になることもあります。
眼科を受診し、眼科併設店で購入する

コンタクトレンズ処方を行っている眼科へ行き、その眼科に併設されたコンタクトレンズ販売店で購入する場合です。まず、眼科の受付で保険証や診察券などを提示し、コンタクトレンズの処方と購入を希望していることを伝えます。眼科医あるいは眼科の検査員から、問診や屈折検査(近視、遠視、乱視の検査)、角膜形状検査、角膜内皮検査などのコンタクトレンズ処方に必要な検査を受けます。検査が終わったら、診察室で前眼部(角膜や結膜など)の検査、眼底検査などを受け、眼科医と相談のうえ、コンタクトレンズの種類などを決めます。検査室に戻り、検査用のコンタクトレンズ(トライアルレンズ)を装用します。トライアルレンズが目の中で安定したら、診察室で、眼科医がコンタクトレンズのフィッティング(瞬きしたときのレンズの動きや黒目をきちんと覆っているかなど)を確認します。良好なフィッティングが確認できたら、視力表などで見え方を確認しながら検眼用のレンズを使って適切な度数に調整します。それらの検査結果に基づいてコンタクトレンズの処方が出ますので、併設のコンタクトレンズ販売店でコンタクトレンズを購入します。処方されたコンタクトレンズの説明や、(1日使い捨て以外の場合)コンタクトレンズのケア(洗浄や消毒など)の説明を受けて、コンタクトレンズ装用が初めての場合には、コンタクトレンズの付け方と外し方の指導を受けていただきます。
コンタクトレンズ専門店などで購入する

コンタクトレンズ専門店で購入する場合も眼科での検査が必要です。多くの場合、コンタクトレンズ専門店の近隣に眼科がありますので、眼科で検査を受け、コンタクトレンズを処方してもらい、それに基づいて購入するという形になります。
インターネットで購入する

コンタクトレンズをインターネット通販で購入するということもあると思います。インターネットで購入する場合も、ご自身の目に合ったコンタクトレンズを選択するために、眼科で検査してもらい、眼科医の処方に従って購入することをお勧めします。眼科で発行してもらったコンタクトレンズ指示書(処方箋)は、写真やPDFファイルにしてアップロードするかメールなどに添付して提出する形になります。