これからお子様と一緒に、近視と付き合っていくにあたり、近視のデメリットやリスクを理解しておくことが大切です。この機会にぜひ、お子様と一緒に近視を学びましょう。
近視の発症要因は、親が近視でそれを受け継いでしまう遺伝要因と、
ライフスタイルや暮らしの変化などの環境要因の両方が関与していると言われています。
近くは見えるけど、遠くが見えない、これが近視です。
そのため、黒板など遠くにある文字などは見えにくく、近視の子どもは目を細めて見ることが特長です。
そのほかにも代表的な近視の兆候をまとめたので、お子様と一緒にチェックしてみましょう。
学校健診では視力の値を知ることができるので、子どもの日常の見え方の目安を知ることができます。
黒板の文字を読み取る場合、文字の大きさにかかわらず、
教室のどこの席からも文字を判読するために必要な視力は0.7以上が必要となり、
教科書の活字を読み取るための近方の視力も0.7以上が必要と言われています。3)
裸眼視力だけでは正しい目の状態はわかりません。視力の低下は近視だけではなく、他の眼疾患で起こることもあります。裸眼視力だけでは判断せず、眼科で診てもらうことが大切です。
- McCullough, Childhood myopia in the 21st century, Optometry Today, 2016
- 公益社団法人 日本眼科医会. 眼科学校保健 資料集. 2016
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- Hans Strasburger, Blur Unblurred-A Mini Tutorial, i-perception, 2018
- Ralf Blendowske, Unaided Visual Acuity and Blur: A Simple Model, Optometry and Vision Science, 2015
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