コンタクトレンズの取扱いとケア

コンタクトレンズの有効期間

コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、厚生労働省から承認されて製造販売されています。それぞれのコンタクトレンズの有効期間は厚生労働省から承認されたときに定められおり、通常、製品の外箱に記載されています。有効期間を過ぎたレンズは、装用感を悪くしたり、眼障害のリスクを高めたりすることがありますので、コンタクトレンズの有効期間を守ることは目の健康に重要です。

コンタクトレンズの交換期間

レンズを開封してから実際に目に装用して使用できる期間を指します。これには以下の種類があります。

  • 1日使い捨てレンズ: 1日ごとに新しいレンズに交換します。
  • 2週間交換レンズ: 毎日レンズケアをしながら使用し、2週間ごとに交換します。レンズを開封してから14回使えるという意味ではありません。使っていない日があっても開封の14日後には廃棄します。
  • 1ヶ月交換レンズ: 毎日レンズケアをしながら使用し、1ヶ月ごとに新しいレンズに交換します。レンズを開封してから30回使えるという意味ではありません。使っていない日があっても開封の1か月後には廃棄します。
  • 従来型レンズ: 使用期間が決まっていないレンズです。1日使い捨てや2週間交換などのレンズが登場する前はすべてこのタイプのレンズでしたので、従来型レンズと呼ばれています。

※ クーパービジョンで取り扱う製品は、1日使い捨てレンズと2週間交換レンズです。

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監修 :東原尚代 先生(医学博士)

1999年に関西医科大学を卒業後、京都府立医科大学眼科学教室へ入局。バプテスト眼科クリニックや大学院でのドライアイ・角膜の研究を経たのち、2011年にひがしはら内科眼科クリニック副院長に就任。地域に寄りそった眼科診療と共に、京都府立医科大学でも円錐角膜・コンタクトレンズ専門外来や講師を務める。専門分野は、円錐角膜・ドライアイ・コンタクトレンズ。