コンタクトレンズの取扱いとケア

コンタクトレンズにはワンデータイプや2ウィークタイプなどの種類がありますが、使い捨てコンタクトレンズには使用期間があることをご存じですか?

実は、この「2ウィーク」、「ワンデー」の意味を正しく理解できておらず、正しい使い方ができていない人も意外にいらっしゃるようです。
ここでは、使い捨てコンタクトレンズの使用期間にありがちな勘違いを紹介しながら、使用期間についてご紹介します。

2ウィークタイプ(2週間交換タイプ)コンタクトレンズの場合

2ウィークタイプ(2週間交換タイプ)のコンタクトレンズは、容器を開封してから2週間経ったら新しいレンズに交換するコンタクトレンズです。
眼科医の指示に従い、2週間を超えることなく、必ず定期的に新しいコンタクトレンズと交換してください。

ソフトコンタクトレンズのケア動画

コンタクトレンズやケア用品の取扱方法を誤ると眼障害につながることがあります。
コンタクトレンズやケア用品(特にレンズ保存ケース)は常に清潔に保ち、正しい取扱方法を守ってください。
ケア用品の種類によっては、使わなかった日も毎日消毒しなくてはいけません。そのため、たまにしか使わない人は、ワンデータイプのコンタクトレンズがおすすめです。

ワンデータイプ(1日使い捨て)コンタクトレンズの場合

ワンデーコンタクトレンズ= 1日(当日中)なら一枚のレンズを何度もつけ外しが出来ると勘違いしていませんか?

1日使い捨てタイプのコンタクトレンズは、はずしたら捨てるレンズで再装用はできません。コンタクトレンズは、個人差はありますが目に入れると涙の分泌物が付きます。
密封されたレンズ容器の中のレンズや保存液は滅菌処理されていますので清潔ですが、一旦目に入れたレンズを、開封した容器の中の保存液に戻して放置している間に雑菌が繁殖し、それを目に戻すと眼障害を引き起こす原因になりかねません。

コンタクトレンズは大切な目に直接装用するものですから、正しく安全にご使用ください。

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監修 :東原尚代 先生(医学博士)

1999年に関西医科大学を卒業後、京都府立医科大学眼科学教室へ入局。バプテスト眼科クリニックや大学院でのドライアイ・角膜の研究を経たのち、2011年にひがしはら内科眼科クリニック副院長に就任。地域に寄りそった眼科診療と共に、京都府立医科大学でも円錐角膜・コンタクトレンズ専門外来や講師を務める。専門分野は、円錐角膜・ドライアイ・コンタクトレンズ。