使い捨てのソフトコンタクトレンズには、2ウィークタイプやワンデータイプなどの種類がありますが、
みなさんはどのタイプのレンズをお使いですか?

実は、この「2ウィーク」・「ワンデー」の意味を正しく理解できておらず、正しい使い方ができていない人も意外にいらっしゃるようです。
そこで、今回は、使い捨てコンタクトレンズの使用期限に“ありがちな勘違い”をご紹介します。

2ウィークタイプ(2週間交換タイプ)コンタクトレンズの場合

2週間交換タイプレンズ=14日間使えるレンズって思いがちですよね?
たまにしか使わないので、使うときだけレンズケースから出して、14日使えると思っている方がいらっしゃいました。
みなさんは、14日使ったら捨てるレンズだと、勘違いしていませんか?

正しくは、容器を開封してから、2週間経ったら新しいレンズに交換するレンズです!
たしかに、使わない日を除いて14日間使えると勘違いしがちなのかも知れませんが、開封後14日間がレンズの使用期限ですので、眼科医の指示に従い、2週間を超えることなく、必ず定期的に新しいレンズと交換してくださいね。

それから、レンズやケア用品の取扱方法を誤ると眼障害につながることがあります。
レンズやケア用品(特にレンズ保存ケース)は常に清潔に保ち、正しい取扱方法を守ってください。
レンズのケアはケア用品の種類によっては、使わなかった日も毎日消毒しなくてはいけませんので、たまにしか使わないという人は、ワンデータイプのレンズにしても良いかも知れませんね。

ワンデータイプ(1日使い捨て)コンタクトレンズの場合

1日使い捨てタイプレンズ= 1日(当日中)なら一枚のレンズを何度もつけ外しが出来ると勘違いしていませんか?

1日使い捨てタイプレンズは、はずしたら捨てるレンズです。
1日の間に何度も同じレンズをつけ直しているという人がいました。
これは絶対にしないでください!
その人は、1日の間なら何度つけ直してもいいって誤解してしまったようですが、
一度はずしたら絶対に再使用しないでくださいね。

コンタクトレンズは、個人差はありますが目に入れると涙の分泌物が付きます。
密封されたレンズ容器の中のレンズや保存液は滅菌処理されていますので清潔ですが、一旦目に入れたレンズを、開封した容器の中の保存液に戻して放置している間に雑菌が繁殖し、それを目に入れたらと思うと、ゾッとしませんか?

大切な目に入れるものですから、正しく安全に使ってくださいね!

監修:医学博士 﨑元 卓(フシミ眼科クリニック)

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