目の仕組み
スマホ老眼とは、スマ―トフォンやPCなどの画面を長時間見続けたために水晶体の調節がうまくいかず、見えにくくなってしまうことを指します。老眼世代ではない若い方にも起こる症状です。
近くにあるものを見続けていると、目の水晶体の厚みをコントロールする筋肉(毛様体筋)がうまく機能せず、遠くを見ようとしてもぼやけて見えたり、近くのものも見えにくくなったりします。
また、スマホ老眼だけでなく、20分以上のデジタルデバイスの連続した使用は近視になるリスクがあります※1。20分近くを見る作業をしたら、20秒間、6m(20フィート)離れた場所を見る20-20-20のルールを習慣にしましょう。
遠くを見る時

(イメージ図)
近くを見る時

(イメージ図)
焦点が網膜上にこないため、ぼやけてしまいます。
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そもそも老眼とはどんな症状? 遠近両用コンタクトレンズがおすすめな理由
※1 Enthoven et al, Smartphone Use Associated with Refractive Error in Teenagers: The Myopia App Study, Ophthalmology, 2021

監修 :東原尚代 先生(医学博士)
1999年に関西医科大学を卒業後、京都府立医科大学眼科学教室へ入局。バプテスト眼科クリニックや大学院でのドライアイ・角膜の研究を経たのち、2011年にひがしはら内科眼科クリニック副院長に就任。地域に寄りそった眼科診療と共に、京都府立医科大学でも円錐角膜・コンタクトレンズ専門外来や講師を務める。専門分野は、円錐角膜・ドライアイ・コンタクトレンズ。