コンタクトレンズを快適に使うためのポイント

コンタクトレンズをつけている時に、ジェットコースターなどのハイスピードな乗り物や、自転車に乗る場合、コンタクトレンズが外れてしまわないのでしょうか?
コンタクトレンズは涙で目の上にぴったりとくっついています。ただし、大きく目を見開いていて風を受けて乾燥してしまうと、目が乾いて不快感を感じたりコンタクトレンズがはずれたりする原因になります。しっかりとまばたきをして目を潤すことを意識し、可能な場合は眼鏡やゴーグルなどで目を保護しましょう。
ワンデータイプのコンタクトレンズを携帯しておくといざというときにすぐレンズを交換できて安心です。
こんな時にはどうしたらよい?
ジェットコースターなどのハイスピードの乗り物
意識してゆっくりとまばたきして目を潤しましょう。
自転車やバイクに乗るとき
ダテ眼鏡・ゴーグル・シールド付きヘルメットなどで目を風から保護するのがおすすめです。
スキー・スノーボードなど
風に加えて強い紫外線もあるので、ゴーグルやサングラスで目を保護することがおすすめです。
海水浴・プール・マリンスポーツ・お風呂・シャワーなど
コンタクトレンズをしている目に水が入ると目のトラブルの原因になるので、コンタクトレンズを外しましょう。
睡眠不足や体調不良のとき
涙が不足して目に充血や違和感が出やすいので、眼鏡の使用がおすすめです。

監修 :東原尚代 先生(医学博士)
1999年に関西医科大学を卒業後、京都府立医科大学眼科学教室へ入局。バプテスト眼科クリニックや大学院でのドライアイ・角膜の研究を経たのち、2011年にひがしはら内科眼科クリニック副院長に就任。地域に寄りそった眼科診療と共に、京都府立医科大学でも円錐角膜・コンタクトレンズ専門外来や講師を務める。専門分野は、円錐角膜・ドライアイ・コンタクトレンズ。