コンタクトレンズを快適に使うためのポイント

冬のレジャーや旅行でコンタクトレンズが凍ってしまったら、どうしたらよいでしょうか?
コンタクトレンズが収納されている容器の中の保存液の主成分は生理食塩水ですので氷点下にさらされると凍ってしまいます。一度凍ってしまったコンタクトレンズは凍結の際に表面に悪影響を及ぼす可能性があり、溶かして使うと目に思わぬトラブルが起きることもありますので、絶対に使用しないでください。

凍らないようにするためには?

衣服のポケットの中など出来るだけ肌に近いところで持ち運びするようにしましょう。体温が凍結を防いでくれます。飛行機での移動など、どうしても手荷物として預けなければならない場合には、コンタクトレンズをタオルなどでくるんで旅行ケースの中心部分に置くようにすると良いでしょう。
レジャーやご旅行などに出かけられる際には、思わぬトラブルに備えるために普段より少し多めに予備を持って行くこともおすすめです。
いつもは2ウィークタイプのコンタクトレンズを使用されている方で「旅先でのケアは面倒」だという方は、この期間だけワンデータイプのコンタクトレンズを使用するのもおすすめです。
いつも診察を受けている眼科の先生に相談してみましょう。

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監修 :東原尚代 先生(医学博士)

1999年に関西医科大学を卒業後、京都府立医科大学眼科学教室へ入局。バプテスト眼科クリニックや大学院でのドライアイ・角膜の研究を経たのち、2011年にひがしはら内科眼科クリニック副院長に就任。地域に寄りそった眼科診療と共に、京都府立医科大学でも円錐角膜・コンタクトレンズ専門外来や講師を務める。専門分野は、円錐角膜・ドライアイ・コンタクトレンズ。