カリフォルニア州サンラモン(米国)- 2023年8月8日
米国ニューヨーク州ウエスト ヘンリエッタにあるクーパービジョンの包装配送センターは、環境に配慮した設計と運営が評価され、国際環境性能認証制度において権威あるLEED®シルバー認証を取得しました。毎年10億枚近くのコンタクトレンズを加工し、世界中に出荷している20万平方フィートの施設は、材料と資源、室内環境、水保全を含むLEEDの評価項目で優れた結果を収めました。
「当社は、持続可能な事業活動を継続的に模索しており、ウエスト ヘンリエッタ の事業所では、より環境に配慮するため改善策を講じました。」と、クーパービジョン・アメリカのディストリビューション・オペレーション担当シニア・ディレクターのジム・フィオリーノは述べています。「LEEDシルバーの要件は厳しく、認証取得のプロセスは容易ではありません。私は、従業員、顧客、ビジネス、そして地球のためにこれを実現しようとするチームの取り組みを誇りに思います。」
米国グリーンビルディング協会のLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)プログラムは、世界で最も広く利用されているグリーンビルディング評価システムであり、持続可能な設計、建設、運営における“卓越性”の国際的指標となります。LEEDのプロジェクトは、総合的な設計から人の健康、資材の使用に至るまで、 “卓越性”の構築に関する9つの測定項目 ― 必須条件(Prerequisite)/選択項目(Credit point)― を遵守することでポイントを獲得します。
クーパービジョンの包装配送センターは、埋立地からの廃棄物転換に関する模範的な取り組みと有機堆肥化プログラムに対して、革新的なクレジットを獲得しました。さらに、倉庫と事務所のLEDランプ交換プロジェクト、敷地の緑地管理方針と改善計画による地域優先クレジットと、再生可能エネルギークレジットを獲得しました。なお、同施設は100%再生可能エネルギーで運営されています。
これまでLEED認証を受けたクーパービジョンの施設は、ニューヨーク州スコッツビル、プエルトリコ、コスタリカの製造施設、スペイン流通センターがあります。英国の二次梱包・配送施設もBREEAMの「エクセレント」評価を受けています
現在ウエスト ヘンリエッタ の施設では、敷地面積を50%以上拡張する建設工事を行っています。このプロジェクトには、包装、保管、オーダーピッキング、倉庫管理の革新的な技術アップグレードが含まれ、2023年夏終盤の完成を予定しています。
クーパービジョンのLEED認証とBREEAM評価は、節水と省エネルギー、資源の削減、再利用、リサイクル、社内および活動を共にする地域社会の人々のエンパワーメントに注力した環境対策の一部に過ぎません。2021年、クーパービジョンはプラスチックバンク(Plastic Bank)との提携により、世界初※1のプラスチックニュートラルなコンタクトレンズ※2となりました。この提携により、同社は製品に含まれるプラスチックの重量に相当する一般的な海洋プラスチック廃棄物の回収、処理、再利用の資金となるクレジットを購入します。同社は、国連の持続可能な開発目標に貢献するため、環境への影響を最小限に抑え世界中でより持続可能な運営を行えるようクーパーカンパニー全体の取り組みの一環として継続的に取り組んでいます。
詳細については、クーパービジョン&サステナビリティをご覧ください。
※1 世界のコンタクトレンズメーカー4社のうち、コンタクトレンズ製造販売業者ではクーパービジョンが初めてプラスチックバンクと提携。
※2 プラスチックニュートラルなコンタクトレンズとは、環境に配慮したレンズ素材で作られたコンタクトレンズを指すものではありません。プラスチックニュートラルなコンタクトレンズとは、日本で展開する全てのクーパービジョン製品のコンタクトレンズ、空ケース、パッケージに使用されるラミネート、接着剤や溶剤(インクなど)のプラスチックの重量分のクレジットをプラスチックバンクに支払うことで、プラスチックバンクが同量の海洋プラスチックを回収する仕組みをもつコンタクトレンズです。
クーパービジョンについて
クーパービジョンは、世界中でコンタクトレンズ事業を展開している、世界有数のコンタクトレンズメーカーです。米国カリフォルニア州のサンラモンに本社を構え、プエルトリコ、米国、イギリスに主要生産拠点を置き、世界130か国以上※3でコンタクトレンズの販売を行っています。2022年も、4年連続で米国の生産拠点がFortune’s Best Workplaces in Manufacturing & Production ™(働きがいのある会社)の一つに選出され、『フォーチュン』誌に掲載されました。
日本では、2005年からクーパービジョン・ジャパン株式会社としてコンタクトレンズ事業を開始し、1日使い捨てタイプ、 2週間交換タイプをはじめ、乱視用レンズや遠近両用レンズなどの特殊レンズなど、多くのコンタクトレンズユーザーの方にご使用いただいております。「見る」という日々の経験がもっと素敵なものになるために、アイケアプロフェッショナルとユーザーの信頼関係づくりのお役に立つこと。この「思い」を実現するために、クーパービジョンでは皆様のニーズにお応えする、より良い製品とサービスの開発に取り組んでいます。
クーパーカンパニーズについて
CooperCompanies(「Cooper」)は、NYSE(NYSE:COO)に上場している世界的医療機器企業です。Cooperは、CooperVision社とCooperSurgical社の2つの事業部門を通じて運営されています。CooperVision社は、コンタクトレンズ装用者向けに幅広い製品を開発し、医療関係者の皆様に重点的なサポートを提供することを約束することで、ビジョンケアに関する斬新な発想を提供します。CooperSurgical社は、医療機器と不妊およびゲノミクスに重点を置いた多様な製品およびサービスのポートフォリオを通して、女性、乳幼児、家族の健康増進に取り組んでいます。カリフォルニア州サンラモンに本社を置くCooperは、15,000人を超える従業員を有し、130ヵ国以上※3で製品を販売しています。
詳細については、CooperCompaniesをご覧ください。
※3 2020年米国クーパービジョン社内資料
プレスリリースに関するお問い合わせ先
クーパービジョン・ジャパン株式会社
代表取締役社長 キャシー・パーク
〒106-0032 東京都港区六本木 1-4-5 アークヒルズサウスタワー 12F
TEL: 03-6779-4994(代表)
会社ホームページ URL: http://www.coopervision.jp
資本金: 4億9900万円
広報窓口
広報担当:江田麻由
E-mail: Mayu.Eda@jp.coopervision.com
LEED®およびその関連ロゴは、米国グリーンビルディング協会が所有する商標であり、許可を得て使用しています。