ニューヨーク州ロチェスター(米国) ― 2025年8月4日
クーパービジョンは、「プラスチックニュートラル」への取り組みを香港に拡大することを発表しました。今回の拡大により、34の国と地域のアイケアプロフェッショナルとコンタクトレンズユーザーが、クーパービジョンの対象コンタクトレンズ製品を処方もしくは使用することで、「People + Planet」に対してポジティブな影響を与えることができるようになります。*1
クーパービジョンは2021年にプラスチックバンクとのパートナーシップを開始し、「プラスチックニュートラルなレンズ」**をフルラインナップで提供する初のコンタクトレンズメーカーとなりました。†2 この提携を通じて、参加国内で展開する対象製品の販売および流通に使用されるプラスチックと同量の海洋プラスチックごみの回収とリサイクルに資金を提供しています。このプログラムにより、これまで5億1300万本以上のプラスチックボトルが世界の海に流入するのを防いできました。‡3
「地域を拡大するたびに、さらに大きな影響を与えることができることになります。私たちのプラスチックニュートラルへの取り組みは、それぞれが力を合わせることでどれだけの成果を上げられるかを示す非常に良い例です」と、クーパーカンパニーズの企業責任担当シニアディレクター、アルド・ズカーロ氏は述べています。「世界中のアイケアプロフェッショナルやコンタクトレンズを使っている人々の継続的なサポートのおかげで、今では香港においても、日々の行動を通じて、環境と支援を必要とするコミュニティへ意義ある影響を及ぼすことができるようになっています。」
環境への効果に加えて、クーパービジョンのプラスチックニュートラルへの取り組みは、数百の沿岸地域コミュニティにおけるプラスチックバンクの回収メンバーの生活を向上させています。3 彼らが回収する海洋プラスチックごみと引き換えに、健康保険、労働保険、生命保険、デジタル接続、食料品券、学用品などの購入4に使えるクレジットを受け取ります。さらに、ビジョンケア・プログラムを通じて、対象となるプラスチックバンクの回収メンバー対して視力検査と無料の眼科検診および眼鏡の無料クーポンを提供しています。5
クーパービジョンで作成している関連の動画シリーズでは、クーパービジョンとプラスチックバンクのパートナーシップについてご紹介しています。インドネシアで撮影されたミニ・ドキュメンタリー・シリーズの新エピソード「Bigger than bottles - ペットボトルより大切なもの」では、この取り組みの概要とバリの人々への影響を説明しています。新着動画では、回収メンバーの一日の生活や、プラスチックボトルの回収、処理、再利用の過程に焦点を当てています。すべてのエピソードは、会社ホームページ内のクーパービジョン&サステナビリティページで視聴可能です。今後数ヶ月にわたり、プラスチックバンクとの「プラスチックニュートラル」への取り組みのさまざまな側面を鮮やかに映し出す新映像が続々と公開される予定です。
クーパービジョンのサステナビリティへの取り組みについての詳細は、https://coopervision.jp/our-company/coopervision-sustainabilityをご覧ください。
* 対象となるクーパービジョンのソフトコンタクトレンズ製品で使用されるプラスチック量は、ブリスターやレンズ、およびラミネート、接着剤、溶剤(インクなど)といった二次パッケージ内のプラスチックの重量によって決まります。これらの製品およびその梱包材の製造工程で使用されるプラスチックは含まれません。
** プラスチックニュートラルなコンタクトレンズとは、環境に配慮したレンズ素材で作られたコンタクトレンズを指すものではありません。プラスチックニュートラルなコンタクトレンズとは、対象地域・国で展開する展開する全てのクーパービジョン製品のコンタクトレンズ、空ケース、パッケージに使用されるラミネート、接着剤や溶剤(インクなど)のプラスチックの重量分のクレジットをプラスチックバンクに支払うことで、プラスチックバンクが同量の海洋プラスチックを回収する仕組みをもつコンタクトレンズです。
† 全ワンデーブランドの球面、トーリック、マルチフォーカルと定義された範囲。日本では2023年から開始され、全製品が対象となっています。
‡ クーパービジョンは、プラスチックバンクとの提携を通じて、2025年4月現在、水路に流される約10.26M kgのプラスチックを回収し、変換しています。1kgのプラスチックは標準的な202mmのボトル50本に相当するというプラスチックバンクの測定基準を使用すると、約5億1,300万本相当のペットボトルが海に流入するのを防いでいることになります。
References 1 CVI data on file, 2025.
2 CVI data on file, 2021, 2020-2020 Plastic Bank Contract Agreement.
3 CVI data on file as of 04/2025.
4 How Plastic Bank Works. A Social Fintech | About Us | Plastic Bank. Accessed March 18, 2025.
5 Plastic Bank data on file, 2024.
SA15467/APP150845
クーパービジョンについて
クーパービジョンはCooperCompanies(Nasdaq:COO)の一部門であり、世界有数のコンタクトレンズメーカーです。米国カリフォルニア州のサンラモンに本社を構え、プエルトリコ、米国、イギリスに主要生産拠点を置き、世界130か国以上*でコンタクトレンズの販売を行っています。当社は、乱視、老視、小児の近視などの困難な視力課題に対処してきた確固たる伝統を持ち、球面、トーリック、マルチフォーカルなど幅広い製品ラインアップを提供しています。クーパービジョンは「見る」という日々の経験がもっと素敵なものになるために「斬新な発想」を常に心掛け、皆様のニーズにお応えする、より良い製品とサービスの開発に取り組んでいます。クーパービジョンの日本法人であるクーパービジョン・ジャパンは、2005年にソフトコンタクトレンズ事業を開始し、目の健康と安全を第一に考え製品やサービスを提供しています。詳しくは、https://coopervision.jp/
クーパーカンパニーズについて
CooperCompanies(「Cooper」)は、ナスダック (Nasdaq: COO)に上場している世界的医療機器企業です。Cooperは、CooperVision社とCooperSurgical社の2つの事業部門を通じて運営されています。CooperVision社はコンタクトレンズ業界のリーダーとして信頼されるよう努め、コンタクトレンズを通じて多くの人々の視力矯正をサポートしています。CooperSurgical社は、不妊治療と女性の健康を専門とするリーディングカンパニーであり、女性、赤ちゃん、そして家族の大切な瞬間をサポートすることに注力しています。カリフォルニア州サンラモンに本社を置くCooperは、15,000人を超える従業員を有し、130ヵ国以上*で製品を販売しています。
詳細については、CooperCompaniesをご覧ください。
* 2024年米国クーパービジョン社内資料
プレスリリースに関するお問い合わせ先 広報担当:江田麻由
E-mail: Mayu.Eda@jp.coopervision.com