• まつげエクステンションのトラブルを防ぎましょう

    国民生活センターでは、まつげエクステンション(まつげエクステ)の施術を受けたことにより目が痛くなったなどの危害が後を絶たないと2015年6月に注意を呼びかけました。
    この「耳よりな目のお話」でも、4年前に「アイメイクと目とコンタクトレンズのトラブル~まつげエクステンション、まつげパーマ、つけまつげ」で、目のトラブルを防ぐためのお話をしましたが、その後も まつげエクステンションでのトラブルが多いようですので、今回は新しい情報を加えてお話しますね。

    さて、国民生活センターによると、まつげエクステンションの施術を受けたことにより目が痛くなったなどの危害情報が2010年度以降の5年間で599件寄せられているそうです。
    みなさんは、まつげエクステンションやまつげパーマは美容行為であり、施術者には美容師の免許が必要なのをご存知ですか?無免許で施術している所もあるようなので注意してくださいね。
    魅力的な目元にするためにサロンを訪れるのですから、目のトラブルを防ぐようにしたいですよね。

    ◆まつげエクステンションやまつげパーマのトラブルを防ぐために

    <お店選びの際の注意点>

    • 予約をする際、また施術を受ける際に施術者が美容師であるかを確認しましょう。
    • 施術前のカウンセリングがしっかりとしていているお店を選びましょう。
      まつげエクステの場合は接着剤(グルー)、まつげパーマの場合はパーマ液でのアレルギーについてなど、起こり得るリスクについてきちんと説明してくれて、コンタクトレンズをつけている場合は外すように指示をしてくれる所が良いでしょう。
      心配なことや気になることを聞いた時にきちんと答えてくれるのは、信頼できるお店選びの一つです。
    • 施術者の技術がしっかりしていて、衛生面もしっかりしているお店を選びましょう。

    <コンタクトレンズを使っている人の施術時の注意点>

    • 施術を受ける時は、コンタクトレンズを外しましょう。
      施術中は長い間目を閉じることになりますので眠る時にレンズを外すのと同様と考えてください。また、接着剤やパーマ液がレンズに付いてしまい、痛みや充血などの目のトラブルや、ハードコンタクトレンズの場合は施術者の手がまぶたに触れてレンズがずれる可能性もあります。
    • まつげエクステやまつげパーマをしに行く時は、メガネを持って行きましょう。
      特にまつげエクステをした後は、コンタクトレンズは着けずにメガネで帰ることをおすすめします。
      まつげエクステの施術後、接着剤が完全に乾くまで5~6時間程かかります。 コンタクトレンズを目につける時、指先やレンズがまつげに触れる可能性が高いので、乾いていない接着剤がコンタクトレンズに付いてしまったり、まつげが濡れてしまうとエクステ毛が取れやすくなります。
    • エクステのボリュームを出し過ぎると、コンタクトレンズのつけ外しがしにくくなることもありますから施術者と相談しましょう。

    ◆もし施術中や施術後に目やまぶたに異常を感じたら

    施術中に目がしみる・痛むなどの症状が出た時には、すぐに施術者に伝え、施術を中止してもらうようにしてください。その後も症状が治まらない場合には、すぐに眼科を受診しましょう。
    また、施術後に目の痛み・しみる・充血、まぶたの腫れ・かゆみ・赤みなどの異常が出た場合も、すぐに眼科を受診してください。これらの症状は、エクステ毛や接着剤がアレルギーの原因となって発生した可能性もあります。その場合には、目の安全のために、残念ですがエクステを外してもらう必要がありますので、施術したお店にも連絡するようにしてくださいね。

    まつげエクステンションやまつげパーマのトラブルを未然に防ぎ、コンタクトレンズライフを楽しみましょう♪

    監修:医学博士 﨑元 卓(フシミ眼科クリニック)

    Blog category
    お化粧をされる方へ
    Show share widget
  • コンタクトレンズを使っている人のマスカラの選び方

    以前はオススメのアイメイク用品のタイプについて、また前回はコンタクトレンズを化粧品などの汚れから守るためのお化粧の手順についてお話してきましたが、今回はマスカラについてもう少し詳しくお話しようと思います。

    今人気のあるマスカラは、「フィルムタイプ」と「ウォータープルーフタイプ」です。
    「フィルムタイプ」は、マスカラが乾くと耐水性のフィルムができあがり、にじみにくく、水に濡れても落ちにくいけれど、お湯で簡単に落とすことができるのでクレンジング剤を使わなくて済み、まつげや皮膚への負担が少ないという利点があります。でも、お風呂や温泉など湯気がいっぱいの所では、マスカラが崩れ落ちてしまうことがあるので、メイクをキープしたい時には気を付けてくださいね。

    「ウォータープルーフタイプ」は、水はもちろんお湯にも強いものがありますから、ライフスタイルに応じて使うとよさそうです。でも皮脂には弱く、にじみやすいので、メイク崩れに気を付けましょう。マスカラを落とす時には専用のクレンジング剤などを使用する必要があるため、目の中にクレンジング剤が入らないように十分注意してください。前回お話したお化粧の手順の「コンタクトレンズファースト」を思い出してね♪

    日本コンタクトレンズ学会誌で、シリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズにマスカラを塗った後に、マルチパーパスソリューション(MPS)でこすり洗いをした結果、「フィルムタイプ」のマスカラは、「ウォータープルーフタイプ」のマスカラと比較して、汚れが落ちやすいと月山純子先生が発表されていました。
    アイメイク中、うっかりコンタクトレンズにマスカラを付けてしまった経験のあるアナタ、もし、シリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズを使っているなら、「フィルムタイプ」のマスカラにすると良いかもしれません。

    アイメイクにはマスカラを欠かせない人も多いと思いますが、ファイバーマスカラのファイバーにより目のトラブルが起こることもあるので、アイメイクと目とコンタクトレンズのトラブル ~マスカラ~を読んで、おさらいしてみてください☆ 
    マスカラは、まつげの根元から塗らないようにするのがポイントですよ!

    でも、お化粧はマスカラだけでなく、アイライナー、アイシャドウ、ファンデーションなど多種多様です。そのメイク用品とコンタクトレンズの種類によっては、変色や変形するものもあるようなので、メイク用品などをコンタクトレンズに付けないようにするのが大切です♪
    そのためにはレンズファーストでしたね?
    レンズを装着してからお化粧、レンズをはずしてからお化粧を落としましょう。
    また、どうしてもお化粧がコンタクトレンズに付いてしまう方は、一日使い捨て(ワンデータイプ)のコンタクトレンズがお奨め。 そして、目やコンタクトレンズに何か異常を感じた時は、すぐに眼科を受診して、異常がなくても、定期検査は忘れずに受けてくださいね!

    監修:医学博士 﨑元 卓(フシミ眼科クリニック)

    Blog category
    お化粧をされる方へ
    Show share widget
  • お化粧の手順

    これまで、「コンタクトレンズとお化粧」のコーナーではお化粧に関する注意を何度かお話ししてきましたが、今回、日本コンタクトレンズ学会誌に「化粧とコンタクトレンズ」についての論文がありましたので、コンタクトレンズとお化粧の順序、お化粧落としの方法についておさらいをしたいと思います。

    紫外線の多いこの時期、女性は日焼け止めが必需品!という方も多いのではないでしょうか。
    そして、最近は、男性でも、海や山、スポーツなどアウトドア派の方は、顔や体に日焼け止めを使う機会があると思います。

    日焼け止めやファンデーション、ハンドクリームなどを塗った後の手は、実は、石鹸で洗っただけでは完全にきれいにすることが難しく、指先の指紋や手の平の皺に日焼け止めやファンデーションなどの成分が残ってしまうことがあります。特にウォータープルーフタイプの場合は、専用のクレンジング剤で落とす必要があります。
    そのまま汚れが残った手指でコンタクトレンズを扱うと、汚れがコンタクトレンズに付いてしまい、それが原因で視界がくもってぼやけたり、ゴロゴロしたり、更には、大切な目に障害を起こしてしまうこともあるため、注意が必要です!!

    そこで、論文の筆者、月山純子先生は、コンタクトレンズをしている人がお化粧をする時やお化粧を落とす時の順序を、「コンタクトレンズファースト」と覚えると間違いにくい、と書かれていました。みなさんも順序を間違えないよう、この機会にぜひ覚えてくださいね♪

    ☆お化粧の順序 「コンタクトレンズファースト」
    洗顔 → 手を石鹸できれいに洗う → コンタクトレンズをつける → 化粧水や日焼け止めを塗る → お化粧

    ☆お化粧を落とす順序 「コンタクトレンズファースト」
    手を石鹸できれいに洗う → コンタクトレンズを外す → コンタクトのケア(こすり洗いなど) → 顔のクレンジング(お化粧を落とす)・洗顔・入浴やシャワー

    ☆お化粧(特にアイメイク)の落とし方
    アイメイクを落としている時、目がしみる経験をした人も多いのではないでしょうか?
    目の中にクレンジング剤が入らないようにするためにも、アイメイクは顔のクレンジングとは別にクレンジング剤を使って、ていねいに片目ずつ順番に落とすのがおすすめです。

    ~アイメイク専用クレンジング(リムーバー)・コットン・綿棒を使ってみましょう~
    クレンジングする目をきちんと閉じ、アイメイク専用クレンジング(リムーバー)をコットンに適量付けたものを10~20秒ほど上まぶたに軽く押し当て、メイクを浮かせたらやさしく拭き取りましょう。ゴシゴシこするのは目にクレンジングが入りやすく、また皮膚を傷めるので気を付けてください。
    マスカラはコットンをまつ毛の下にあてて、クレンジングを付けた綿棒でやさしくまつ毛をなでるように落とします。アイライナーなど、細かな所も綿棒を使うと良いですよ。
    いかがでしたか?
    お化粧をするときも落とすときも、「コンタクトレンズファースト」!
    化粧品やクレンジングなどでコンタクトレンズが汚れたり変形するのを防いで、大切な目の健康を守りたいですね♪

    ・・・次回は、化粧品の選び方についてお話しする予定です。

    監修:医学博士 﨑元 卓(フシミ眼科クリニック)

    Blog category
    お化粧をされる方へ
    Show share widget
お化粧をされる方へ

ページ