• 子供の花粉防御用メガネとコンタクトレンズ

    花粉症で目に辛い症状が出ていても無理をしてコンタクトレンズを使っていませんか? また、手洗いや洗顔、衣服の花粉への対処、目薬、点鼻薬などで症状を防げないお子さんの中には花粉防御メガネ(ゴーグル)を使う例がありますが、子供用の花粉防御メガネをかけている時に発生する恐れのある「けが」について国民生活センターでは注意を呼び掛けています

    花粉防御メガネは通常のメガネの形状と違い、顔面側へフレームに張り出しが付いているデザインになっています。そのため、足元の段差に気付きにくく転倒したり、人や物にぶつかった時に防御メガネフレームの張り出した部分が目の周辺に強く当ってしまい、まぶたなどを3~12針も縫ったという事例も発表されていますので、お子さんに花粉防御メガネを使わせる時には十分な注意が必要です!!

    ◆花粉防御メガネの形状・材質による選び方

    • フレームの形状 ⇒顔の形状に沿った湾曲型がお勧め。
      平面型に比べて視界への影響が少なく、足元の段差が分かりやすい。
    • 張り出しの材質 ⇒軟質樹脂がお勧め。
      硬質樹脂に比べて衝撃による皮膚へのダメージが少ない。

    ◆花粉防御メガネを使わせている子供への注意

    • 体育の時間やスポーツなど激しい運動をする時には、使わせないようにしましょう。
    • じゃれ合ったりしていて、人の手や頭が防御メガネに当たると危険なことを良く言い聞かせましょう。
    • フレームの張り出し部分によって周りが見えにくくなるため、左右から来る人や車、また足元の段差にも気付きにくくなるので特に注意するよう、良く言い聞かせましょう。
    • まずは安全な場所で周囲の見え方に慣れさせるようにしましょう。

    ◆コンタクトレンズを使っている方は

    • コンタクトレンズを使用している人はコンタクトに花粉がつくことでアレルギー症状が強く出てしまうため、症状の強い期間は使用を中止してメガネを使用するか、一日使い捨てタイプのコンタクトをなるべく短時間で使用するのがお勧め。眼科の先生と良く相談しましょう。
    • 目にかゆみ、充血、涙が出る、目やに、異物感、痛み、まぶたの腫れなどの症状がある時は、コンタクトの使用を中止して、早めに眼科を受診しましょう。

    お子さんの花粉症を和らげてあげようと、花粉防御メガネで大けがをしては大変です。
    保護者の方は眼鏡店で相談し、商品の形状や材質も確認してお子さんの顔に合うものを選んであげてください。そして安全な使い方をしっかり言い聞かせてくださいね!

    監修:医学博士 﨑元 卓(フシミ眼科クリニック)

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  • 子供のIT眼症(VDT症候群・テクノストレス眼症)

    以前、子供の視力低下とその予防についてはお話をしました。
    今回は、最近よく耳にするIT眼症についてお話しようと思います。
    近年、これらの病気は大人だけではなく、携帯ゲームやテレビゲームのし過ぎ、テレビの見過ぎなどで子供にも発症してきているため注意してください。

    *IT眼症とは?
    パソコンやテレビゲーム、スマートフォンなどIT機器を長時間使用したり適切に使用しないことによって生じる目の病気、またそれが引き金となって発症する全身の症状をIT眼症といい、更に全身的な症状や精神的ストレスなどを含めてVDT症候群、別名テクノストレス眼症とも言われています。

    *IT眼症の症状とは?
    目の疲れ・目の痛み・まぶしい・ちらつく・かすむ・目が開けられない・充血・乾燥感・ピントがあわせにくい・視力の低下・ドライアイ・角膜炎・結膜炎・ゴロゴロ感・しょぼしょぼする・光がまぶしく感じる・目やに…など目の症状。
    肩、首、腕、手、腰などのこり・痛み・めまい・だるい・吐き気・食欲不振・頭痛・手指のしびれ、理由もなくイライラする・不安感・眠れない…など心身の症状があげられます。

    *IT眼症を防ぐためには?

    • メガネやコンタクトレンズを使っている人は、度数が近くを見るために合っているか確かめましょう。矯正した視力で1.2など遠くが良く見える状態だと疲れやすくなります。
    • 裸眼でIT機器の画面が良く見える程度の近視なら、IT機器を使用する時など近くを見続ける時はメガネやコンタクトレンズを使わず裸眼のままでも良いかもしれません。眼科で相談してみてください。
    • メガネやコンタクトレンズの処方をしてもらう時やコンタクトレンズの定期検査などは、携帯ゲームなどをしないで出掛けましょう。目が疲れていると視力が出にくく、度数を強めないと視力がなくなり、過矯正(遠視状態)になってしまうことがあります。遠視状態だと近くを見る時に余計に目に負担がかかり疲れるようになってしまいます。
    • パソコンや携帯ゲーム、スマートフォンなど機器の画面は40~50㎝以上離して見ましょう。
    • 機器の画面は視線がやや下向きになるようにしましょう。
    • 画面に光が反射しにくいようにしましょう。
    • 長時間のゲームを止め、30~40分したら3~5分程ゲームから離れて目を休めましょう。
    • 画面を見ている時は瞬きを意識して行いましょう
    • 目を休める時など、時々体もほぐしましょう。
    • 屋外で遊ぶ時間を増やしましょう。
    • 好き嫌いをさせず、栄養バランスの良い食事をとるようにしましょう。

    大切な子供の目や健康を守る為には、親が常に気を付けて予防してあげることがとても大切ですね。もし、少しでも異常に気付いたら早めに眼科を受診してください。

    監修:医学博士 﨑元 卓(フシミ眼科クリニック)

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  • 子供の視力低下とその予防

    前回は「乳幼児の視力と目の病気」や「子供のコンタクトレンズデビュー」についてお話しました。
    今回は、子供の視力低下と、その予防方法についてお話しようと思います。

    子供の視力が昔と比べて低下しているのはご存知ですか?
    2012年度の学校保健統計調査によると、子供の裸眼視力が1.0未満の割合は、小学生30.7%、中学生54.4%、高校生が63.8%と発表されました。この値は30年前と比べると約1.2~1.6倍の増加となっています。

    外で駆け回って遊ぶことが多かった30年前の子供に比べ、最近の子供は勉強、VDT(スマートフォンや携帯電話、ゲーム機器、パソコン、テレビゲームなど)の使用など、近くを見続けることが多い生活を送っています。さらに、室内のみならず公園や電車、車の中でも携帯型ゲームに集中している姿も良く見かけますね。

    視力低下の原因は、このように近くを見続ける時間が長いことが考えられます。
    遠くを見るときは、目の筋肉(毛様体筋)がリラックスして伸びることでレンズの役割をする水晶体が薄くなります。逆に近くを見るときは筋肉を縮ませ、水晶体が厚くなることでピント合わせをしています。
    つまり、近くを見続けてしまうと筋肉が縮んだままの緊張した状態になるため、次に離れた所を見た時に筋肉が十分に伸びず、一時的にピントが合わせられなくなるために見えにくくなってしまうのです。

    細かい作業や同じ姿勢を続けていると肩がこることをイメージしてもらうと分かりやすいと思いますが、こりを予防するには、ストレッチなどをして筋肉を伸ばし、休憩を取るのが効果的ですよね。
    同じように目にも休憩をとることが大切です。近視の発生や進行を予防するためにちょっと気に掛けて以下のことを子供に習慣付けさせてみませんか?

    • 読書や勉強は、1時間くらいしたら10分程度、体をほぐすだけでなく、遠くを眺めるなどして目も休めましょう。
    • ゲームなどVDTを使用している時は特に目に負担をかけるので、30~40分したら3~5分程目を休めましょう。
    • 目を休める時、「遠く」のもの、室内であれば2~3メートル離れた所のカレンダーや時計の文字、壁に貼ってあるポスターのアイドルの顔など、目標物を決めて10~30秒くらい見つめて目の筋肉を伸ばし、リラックスさせる時間を取り入れましょう。この時、瞬きは自然にしてください。また、明るい部屋で行うと効果的ですので、夜など部屋が暗いと感じる場合には、電気をつけて行ってくださいね。

    楽しいゲームなどを中断させるのはなかなか難しいと思いますが、ご家庭で時間のルールを決めて子供の視力を守ってあげたいですね。習慣付けできるまではタイマーなどを使って時間の管理をするのも良いかもしれませんよ♪

    コンタクトレンズもスマートフォンも両方必要な皆さんへ

    監修:医学博士 﨑元 卓(フシミ眼科クリニック)

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