そろそろ全国各地で梅雨入り宣言が聞かれる季節になりましたね。
湿気が多くて洗濯物が乾かない!ジメジメして気分も沈みがち・・・という方も多いのではないでしょうか?そんな季節ですが、せめてコンタクトレンズは快適に使いたいものですね。今回はコンタクトレンズと梅雨の意外な関係に迫ってみたいと思います。

まず、皆さんはコンタクトレンズを装用した時に「ゴロゴロする」経験はありませんか?
この異物感と呼ばれる現象にはいくつかの原因が考えられます。

まず一つめは「異物の混入」です。
目は細かい神経が集中した身体の中でも特別に敏感な器官ですので、衣服やタオルの繊維、まつ毛などのごく小さな異物が入っただけでゴロゴロ感や痛みなどの自覚症状が現れます。
そんな時には、ワンデーレンズなら人工涙液などのレンズを装用したまま使用できる点眼液を多めに点して異物を洗い流すようにしてみてください。2ウィークレンズならケア用のすすぎ液などで軽くすすぎ洗いをしてみましょう。それでもまだゴロゴロ感が残るようなら、新しいレンズに取り換えてみてくださいね。

二つめはレンズのキズです。レンズを容器から取り出したり、表裏の確認や装用のために指先へ乗せる時はどうしてもレンズを触らなければ出来ませんね?実はこの時に、うっかり爪などでレンズに小さなキズをつけてしまうことがあります。もしレンズを近くで見て疑わしい様でしたら、そのレンズは使わずに新しいものと取り換えてくださいね。

そして三つめは「レンズの汚れ」です。
ワンデータイプのレンズをお使いの方は毎日新しいレンズを装用しますので心配はいりませんが、2ウィークタイプのレンズをお使いの方は、この時期、特に注意が必要です。

コンタクトレンズは目に装用すると 目ヤニなどの涙液成分の汚れ が付着することはもうご存知ですよね?だからこそ、毎日のお手入れが大切になってくるのですが、この時期に気を付けなければいけないのは「細菌の繁殖」です。一般的に、菌は暖かく湿気の多い環境を好みます。梅雨時期に食中毒などの被害が多いのはこのためですが、コンタクトレンズも例外ではありません。

「え!? 私、ちゃんとレンズをキレイに洗ってますよ??」とおっしゃる方がほとんどだと思います。でも・・・問題はレンズだけではないんです。
それは・・レンズケースです。

皆さんはレンズケースをこまめに洗っていますか?保存液や消毒液は毎日交換しているでしょうか?レンズの汚れに対する関心は高まってきているのですが、意外にレンズケースには無関心という人も多いのです。
皆さん、お手元のレンズケースを確認してみてください。レンズケースに塩の結晶が固着していたりしませんか?もし、ケースやフタに黒・赤・茶・緑色の汚れがついていたら・・・それはカビの可能性が高いと言えるでしょう。

私たちの身の回りには、目に見えないだけでたくさんの菌が存在しています。その菌がいっせいに活発化するのが、この梅雨の季節なのです。もしカビや菌の付着したレンズを目に入れたら・・・想像するだけで恐くなってしまいますよね・・・。

レンズの汚れやカビ・菌による感染症予防のためにも、レンズとともにケースも毎日洗う習慣を心掛けましょう。ケースは定期的に新しいものと交換(30日~45日を目安に)するといいでしょう。

最近ではコンタクトレンズの汚れ付着の対策として、汚れのつきにくい素材を使用したワンデーレンズ2ウィークレンズが発売されておいますので、試してみるのもお勧めです。

その他には、目そのもののコンディションがよくない場合にも異物感を覚えることがあります。
仕事で目の疲れが溜まっていたり、睡眠不足や花粉症の影響などもあるかもしれませんね。
こういう場合、ほとんどの方がしばらくレンズの使用を控えて様子を見たり、そのまま我慢したりするようですが、もしかしたら、目に病気が隠れているのかもしれませんよ?
この場合は「眼科を受診する」のが正解です。レンズは交換できても、目は交換できませんので、早めにかかりつけの眼科を受診しましょう。

コンタクトレンズの正しい使用方法とご自身の目の状態を知っておけば、いつでも視界はクリア!梅雨のジメジメした天気でも気分は爽快です!
さあ、今日も元気に行ってらっしゃい!!

監修:医学博士 﨑元 卓(フシミ眼科クリニック)

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