だいぶ寒くなってきました。そろそろ厚地のコートが手放せなくなりますね。
冬の寒さが厳しい時期は、雪や雨が少ない地域では、空気が乾燥する日が続きます。

私どもには、毎年、寒い時期特有の目の乾きについてのお悩みやレンズのケア方法についてのお問い合わせをいただきます。
冬にコンタクトレンズを快適に装用するための方法については以前お話しました。
ポイントは、手を洗う時にはぬるま湯を使い、指先を温めること、それから加湿器などを上手に使うことでしたね!

さて、前回は乾燥感を解消するためのコンタクトレンズ選びのポイントとコンタクトレンズの素材についてご紹介しましたが、今回は2ウィークタイプのコンタクトレンズについて考えてみたいと思います。

冬に限らず、コンタクトレンズを装用していると、誰でも涙の成分の汚れ(タンパク質や脂質など)がレンズの表面について汚れてしまいます。
ワンデータイプのレンズの場合は、毎日キレイなレンズをつけるので良いのですが、2ウィークタイプのレンズの場合は、毎日レンズを外した後にケア(お手入れ)をしなければなりません。
特に冬は、冷たい風により乾燥感が生じるだけでなく、装用中にレンズの表面についた汚れによって装用感が悪くなり、乾燥感を助長させる悪循環が起きてしまいますので、レンズを外したら、その日についた汚れはその日のうちにしっかりと落とすようにしましょう。

最近では、漬け置きタイプの消毒液が簡単で人気があるそうですが、つい、こすり洗いやすすぎを忘れてしまいがちなようです。消毒をする前にこすり洗いとすすぎをすることでレンズ表面についた汚れや細菌を落とすことができ、消毒の効果を高めることができますので、お手入れの時は、必ずこすり洗いをすることを忘れないでください。
その時は、爪を立てないように指の腹でやさしくていねいに・・・正しい方法で洗ってくださいね!

また、前回ご紹介したように、うるおいがあって、乾きにくくて汚れにくい・・・そんな素材のレンズを使うのもひとつの方法です。
普段使っているレンズは気に入っているけれど、寒い時期はどうしても目が乾く・・・という方は、その時期だけ別の素材のレンズを試してみるのも良いかもしれません。

最近のコンタクトレンズ素材=シリコーンハイドロゲル素材は、酸素透過性が高いのが一番の特徴で、特に2ウィークタイプのレンズを使っている人にはオススメの素材です。

初期のシリコーンハイドロゲルは、疎水性・・・つまり、水をはじき、脂質汚れが付着しやすい傾向にある素材でした。また、酸素透過性は高いのですが、レンズがやや硬いという特徴がありました。現在は、色々な工夫がされて、酸素透過性が高いという長所を伸ばしながら、それ以外の点を改善したものが多く出ています。
つまり、新世代のシリコーンハイドロゲル素材は、酸素透過性が高くて、さらにやわらかく、涙とのなじみが良くて、保水性も高くて乾きにくい、そして、脂質汚れが付きにくい・・・そんな魅力的な素材のコンタクトレンズになっています。

もちろん、新世代の素材のレンズといえども、2ウィークタイプの場合は、毎日のケア(お手入れ)を正しく行い、手指の汚れや化粧品類の汚れがレンズにつかないように気を付けなければなりませんが、乾燥感でお悩みの方にはオススメです。ぜひ一度、眼科の先生に相談してみてくださいね!

寒い季節でも、快適なコンタクトレンズライフが送れますように☆

監修:医学博士 﨑元 卓(フシミ眼科クリニック)

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