前回、「乳幼児の視力」と「ご家族に気にかけてほしいこと」についてお話ししましたが、今回は引き続きその中でも特に注意して気にかけてほしい乳幼児の行動についてお話しようと思います。
以下についてはめったにあることではありませんが、乳幼児に稀に見られる重大な目の病気が原因で起きているかもしれませんので、常に気にかけ、早期発見に努める必要があります。
もし、少しでも気になったら、早めに小児眼科、視能訓練士のいる眼科又は小児科に相談することが大切です。

  • ご家族に気にかけてほしいこと

いつもまぶしそうにする、いつも光を嫌がるようなそぶりを見せる 
この二つは重大な目の病気に共通する症状の可能性があるため、特に注意が必要です。
先天性緑内障が原因の場合は、黒目が大きくみえることがあり、これは眼圧が高くなり眼球が大きくなるためです。

黒目の中心(瞳孔)が白く濁っているように見える
先天性白内障や網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)(網膜から発生する悪性腫瘍で両眼に生じる場合と片眼だけの場合があります)など重大な病気が疑われますので、直ぐに専門の先生に診てもらう必要があります。

また、よく顔を傾けるのは斜視の初期症状の場合が考えられ、比較的頻度の高いものです。
更に、目を細める、変な目つきをするなどが見られるようでしたら、これらの症状は斜視に加え、乱視や近視などの屈折異常などいろいろな原因が考えられます。
しかし、小さなお子さんの場合は、親や周囲の人達の注意をひくための「癖のはじまり」である場合があります。「癖のはじまり」は男の子に多くみられる一 方、女の子のほうが早く出る事があります。「癖のはじまり」かどうかを見破るには、その「癖」らしいものに周囲が過敏に反応しないように知らんぷりしてい ると、その原因が斜視や屈折異常でも何でもない場合には、すぐにやめるようになりますので、区別することができます。

小さいお子さんの場合は、健康であることを確認するためにも常に気にかけて、何かおかしいなと思ったら直ぐに専門医に相談してくださいね。
いかがでしたか?
育児中のパパ・ママ・ご家族のみなさんに少しでも役立つ「耳寄りな目のお話」でありますように♥

アイメイクとコンタクトレンズと目のトラブル ~目のかゆみ~

監修:医学博士 﨑元 卓(フシミ眼科クリニック)

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