コンタクトレンズを快適に使うためのポイント

コンタクトレンズを装用していて、アイメイクの最中に化粧品が目に入ってしまったことはありませんか?安全にアイメイクをするための注意点をまとめました。

まずは、コンタクトレンズを入れるのはメイクをする前と覚えておきましょう。顔と手を洗い、清潔な手でコンタクトレンズを装用します。

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アイシャドウの使い方

パウダータイプのアイシャドウを使う場合、チップやブラシにパウダーをとり、手の甲やティッシュの上で余分なパウダーを落とすことで、粉が目に入りにくくなります。さらに、まぶた(眼瞼)は体中で最も柔らかくデリケートな皮膚なので、新しいアイメイクを使う場合、別の場所で試してから使用することをお勧めします。

アイラインを引く時の注意点

まつげの生え際の内側にアイラインを引かないように心がけましょう。まつげが生える内側には、マイボーム腺の開口部があり、目を乾燥から守る役割を果たす油分を分泌しています。ここにアイラインを引いて開口部を塞いでしまうと、目が乾燥しやすくなるといわれていますので注意を払う必要があります。

マスカラの塗り方

目の中に化粧品が入らないようにするため、まつげの根本から塗らないようにするか、マスカラを塗る前にビューラーでまつげをカールするなど心がけましょう。

メイク中に目が痛くなった時には

化粧品が目の中に入ってしまったら、速やかにレンズを外しましょう。

目のかゆみや痛み、ゴロゴロなどの違和感が続く場合は、かかりつけの眼科に受診することをお勧めします。

コンタクトレンズ選び

化粧品がレンズに付着するとこすり洗いでは落としきることができません。万が一、化粧品汚れしてもケアいらずのワンデーコンタクトレンズなら新しいものを装用することで、安心してお使いいただけます。

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監修 :東原尚代 先生(医学博士)

1999年に関西医科大学を卒業後、京都府立医科大学眼科学教室へ入局。バプテスト眼科クリニックや大学院でのドライアイ・角膜の研究を経たのち、2011年にひがしはら内科眼科クリニック副院長に就任。地域に寄りそった眼科診療と共に、京都府立医科大学でも円錐角膜・コンタクトレンズ専門外来や講師を務める。専門分野は、円錐角膜・ドライアイ・コンタクトレンズ。